Google検索ペナルティとその特定方法
こんにちは。もとまつです。
発明起業家には欠かせない知識として、グーグルコンソールを使ったグーグル検索ペナルティのチェック方法を紹介します。
ウェブサイトの可視性やランキングが急に低下した場合、その原因がGoogleからのペナルティかどうかを知ることがとても重要です。
ステップ1:先ずは、公開URLをテストの実行、注意事項があれば修正
まずはGoogleコンソールにログインし、対象のウェブサイトを選択します。
次に、画面左側にある「URL検査」を選択し、URL検査ツールに移動します。
そこで、検査したいウェブサイトのURLを入力して、「公開URLをテスト」ボタンをクリックしてみましょう。
検査が完了すると、結果が表示されます。
「URL は Google に登録されていますが注意事項があります。Google 検索結果に表示される可能性はありますが(手動による対策や削除リクエストの対象でない場合)、すべての拡張機能の対象にはなりません。詳細」などと表示されることがあります。
「URL は Google に登録されていますが注意事項があります」は、必ずしもGoogleペナルティとは限らない。
この注意事項のメッセージは、GoogleがそのURLをインデックスには登録しているものの、何らかの問題が発見されたことを示しています。これが必ずしもGoogleペナルティ、すなわちGoogleによる検索ランキングの意図的な下位への調整を意味するわけではありません。
ステップ2:Googleのガイドラインの遵守の確認
ウェブサイトの健全性の維持
- Googleのガイドラインに違反すると、ウェブサイトの健全性が損なわれる可能性があります。ガイドラインに従うことで、ウェブサイトが安全でユーザーフレンドリーな環境を提供していることを保証し、信頼性を維持することができます。
可視性とトラフィックの確保
- ウェブサイトがペナルティを受けると、検索結果でのランキングが下がり、結果的にトラフィックが減少します。ペナルティを避けることは、ウェブサイトの可視性とトラフィックを確保する上で不可欠です。
ユーザー体験の向上
- Googleは、優れたユーザー体験を提供するウェブサイトを高く評価します。ガイドライン違反の多くは、ユーザー体験の低下につながるため、これらを避けることは、ウェブサイトの品質とユーザー満足度の向上に直結します。
法的リスクの回避
- 一部のガイドライン違反は、法的な問題にもつながる可能性があります。たとえば、著作権侵害や消費者法に違反する行為などです。ガイドラインに従うことで、これらのリスクを回避できます。
長期的な成長の確保
- ガイドラインに沿ったウェブサイト運営は、長期的な視点でのウェブサイトの成長と持続可能性を支えます。短期的な利益を追求するテクニック(いわゆる「ブラックハットSEO」)は、一時的な利益はもたらすかもしれませんが、最終的にはペナルティや信頼性の低下を招き、長期的な損害を与える可能性があります。
ブランドの信頼性の維持
- ペナルティは、ウェブサイトだけでなく、ブランド全体の信頼性にも影響を与える可能性があります。ガイドラインに従うことで、ブランドイメージを守り、顧客の信頼を維持することができます。
ステップ3:Googleペナルティの特定
Googleペナルティを特定するためには、いくつかの手順とツールを用いることが有効です。ペナルティは主に手動とアルゴリズムによる2種類があります。
手動ペナルティはGoogleのレビュワーがガイドライン違反を見つけた場合に発生し、Google Search Consoleを通じて通知されます。
アルゴリズムペナルティは、Googleの自動アルゴリズムによって検出され、通常は直接的な通知がありません。以下のステップでペナルティを特定できます。
Google Search Consoleの確認
- Google Search Consoleにアクセスして、[セキュリティと手動アクション] > [手動アクション] セクションを確認します。ここに問題がリストされている場合、それは手動ペナルティを受けていることを意味します。
トラフィックとランキングの監視
- Googleアナリティクスや他のウェブアナリティクスツールを使用して、ウェブサイトのトラフィックに急激な減少がないか監視します。また、キーワードのランキングを追跡するツールを使って、ランキングに大きな変動がないか確認します。
アルゴリズム更新の確認
- Googleは定期的に検索アルゴリズムを更新し、これがランキングへの影響を及ぼすことがあります。SEO関連のニュースサイトやフォーラム、Googleの公式ブログなどをチェックして、最近のアルゴリズム更新情報を確認します。
サイトの健全性の確認
- サイトの速度、モバイル対応、セキュリティなど、ウェブサイトの基本的な健全性に問題がないか確認します。これには、GoogleのPageSpeed Insights、モバイルフレンドリーテスト、安全なブラウジングのテストなどのツールが役立ちます。
外部リンクの監視
- 不自然な外部リンクがペナルティの原因になることがあります。Google Search Consoleの[リンク]セクションや、外部リンクを分析する第三者ツールを使用して、あなたのサイトへのリンクを監視し、不自然またはスパムと思われるリンクがないか確認します。
内容とユーザー体験の評価
- コンテンツがGoogleの品質ガイドラインに適合しているか、ユーザー体験が最適化されているか確認します。これには、重複するコンテンツ、過度の広告、ユーザーにとって有益でないページなどがないかチェックします。
ペナルティが疑われる場合、問題の原因を特定し、Googleのガイドラインに従って速やかに修正することが重要です。手動アクションの場合は、問題を修正した後にGoogleに再審査をリクエストすることができます。アルゴリズムペナルティの場合は、問題の修正後に次のアルゴリズム更新時に改善が見込まれます。
まとめ
本記事では、手動ペナルティとアルゴリズムペナルティを受けるまでの必要な3つのステップについて説明してきました。
次の記事では、Googleのガイドラインに照らし合わせ、具体的な事例を挙げてペナルティがどのように課せられるかを詳しく解説しています。「第6回 Googleペナルティとは-ソーシャルメディアの波に乗るも…Googleペナルティがもたらすサイトトラフィックへの影響」も合わせてご覧ください。