ストレッチルーネエクササイズ概論
ストレッチルーネエクササイズ概論
科学的根拠に基づく力学的検証
ストレッチルーネを使ったストレッチの概論を力学的な観点から科学的に解説します。
ルーネは単純な構造にもかかわらず、力の複雑な作用をイラストを用いてわかりやすく説明します。
次の図1は、人の脊柱を一本のポールに例えて、力が働くベクトルをイラスト化してわかりやすくしたものです。
図1ルーネエクササイズ力学モデルは三次元直交ベクトル&右手回りのベクトル
三次元直交ベクトル
右手回り
力は以下の4方向に作用します
- 上方向
- 平行方向
- 回転方向
- ルーネの顎当て部分に垂直な方向
これにより、体に行う作用力の全体像をご理解いただけます。
この図は、三次元直行ベクトルに回転方向を組み合わせたものになります。
例として、ルーネ側屈エクササイズの左側屈で考えてみます。
フレミングの右手の法則のベクトル(体幹前傾、左側屈)と右手回りベクトルを加えた形となります。どちらも右手を使ったベクトルになりますね。
実際は、顎を支点にしているため、さらに支点にかかる力(反発力)を加えることになります。
支点にかかる力は、ルーネの顎当て部から垂直に力が加わります。④のベクトルに加わる力、つまり顎を押し当てる力は首まわりの筋肉骨格に捻じりと押し伸ばす効果をもたらします。
これまでの説明で意外と複雑なベクトルに力が加わっていることが理解できたと思います。
これがルーネを使ったストレッチやエクササイズで、セルフ整体が実現可能な根拠となります。
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